増田悦佐さんより〜「文明の壊れ方」シリーズその12(前半)
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UPDATE 2012.11.16
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格差拡大で張り合うアメリカと中国(前半)
このところ、あらためてジニ係数という指標への関心が高まっている。特定のグループについて所得や資産の分布を数値化した指標だ。
もしそのグループの成員が所得であれ、資産であれ、すべて同じ量を稼いでいたり、保有していたりすれば、数値は0となる。もしたった1人が全部稼いだり、持っていたりして、あとは全員すっからかんということになれば1になる。現実の社会では、まず0近辺とか1近辺の数字が出ることはなく、平等性の高いところで0.2〜0.3、平等性の低いところで0.4〜0.6くらいになる。