増田悦佐さんより〜「文明の壊れ方」シリーズその11(前半)
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UPDATE 2012.11.09
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ハリケーン・サンディはブラックスワンだったのかもしれない<(前半)
ブラックスワンとは、あまりにも発生頻度が低いので統計的な処理になじまない、したがってリスクの計量化も不可能という事態のことだ。今回、アメリカ最大の人口と経済活動の集積地であるニューヨークを直撃したハリケーン・サンディは、たとえば5年後、10年後にアメリカ経済の歴史をふり返ったとき、「まさにここが運命の分かれ目だった」と評価されるブラックスワンなのかもしれない。