時代の転換点を読む 2012年8月9日号
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UPDATE 2012.08.10
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時代を象徴するコメント:
「金融危機のちょうど10年前に当たるシティグループ創設時に、初代CEOとして金融コングロマリットの新時代を招き入れたサンディー・ワイルは、巨大銀行を解体するには今が潮時だと語った」
——これは、ブルームバーグ通信が2012年7月25日に配信した記事の1節なのだが、その日のウォールストリート・ジャーナルはこんな見出しを掲げていた:「サンディー・ワイル、グラス・スティーガル法を廃止に追いこんだことを悔やむ」
そして、記事本文ではワイルのこういうことばが引用されている:「何をすべきかと言えば、投資銀行を通常の銀行業務から切り離すことだ」