時代の転換点を読む 2011年12月15日号
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UPDATE 2011.12.16
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原作:ボブ・ホイ
翻訳:増田悦佐
時代を象徴するコメント:
それほど遠くない昔に:
「これは、政治家対マーケットの闘いだ。私は何がなんでも勝つつもりだ」
——2010年5月6日のドイツ首相アンゲラ・メルケルのことば
現在の金融市場のどこが根本的におかしいのかを象徴するような発言だ。つまり、かれら政治家たちは、自分たちが金融の歴史を自由に動かすことができると思い上がっている。野心だけは立派だが、実践的な技術はまったくついて行けないので、100年間あれやこれやの介入をくり返した結果、とんでもない金融市場を創り出してしまった。