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増田悦佐さんより〜「世界は深淵をのぞきこみ、日本は屹立する」シリーズその11(前半)
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UPDATE 2011.11.11
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解体が始まったユーロ圏、国家社会主義の本性をむき出したアメリカ
たった1週間で、ユーロ圏危機の焦点はギリシャからイタリアに移ったようだ。ちょうど、さんざん悪あがきを重ねてきたベルルスコーニ首相が辞任の意向を表明したころ、IMFがイタリアを監視下に置くことを決めた。だが、ギリシャ情勢が末期症状を呈していたころもそうだったが、こうした「好」材料に金融市場はまったくと言っていいほどポジティブに反応しなかった。イタリア国債の金利は上がりつづけ、国債価格としては下がりつづけた。