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増田悦佐さんより〜「エリート主義『経済学』の虚妄」 シリーズその12(前半)
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UPDATE 2010.12.27
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なぜ知的エリートはゴールドが嫌いか?(前半)
米国経済は、表面的な好況に沸く金融業界と、ほとんど回復の兆しの見えない実体経済とのあいだの亀裂が、ますます深まっている。しかも、株式市場では2008年夏の大天井の更新さえも射程に入れるほど強気が蔓延している根拠は、当分実体経済の不調は続くので、連邦準備制度(Fed)は低利マネーの過剰供給を持続せざるをえず、したがって金融業界にはキャリートレードに使える資金が潤沢に流入しつづけるということにあるのだ。本当に、国民感情など無視した強欲資本主義丸出しの「繁栄」でしかない。