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増田悦佐さんより〜「エリート主義『経済学』の虚妄」 シリーズその7(前半)
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UPDATE 2010.11.19
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労働力市場は本当に流動性が高いほうが効率的なのか?
もうひとつ、非常に害毒の大きい経済学にまつわる固定観念を取り上げよう。労働力市場の流動性が高い国ほど経済全体の効率もいいという神話だ。具体的に言えば、新しく人を雇うのも、すでに雇った人間を解雇するのも簡単なアメリカ経済は効率的であり、「終身雇用」とか「年功序列」とかに縛られた日本経済は効率性が低いという議論だ。