増田悦佐さんより〜「危機と金(ゴールド)」 シリーズその5
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UPDATE 2010.08.06
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本当に金本位制の制約がデフレを招くのか?
今でもまじめな顔で、「金本位制が崩壊したのはゴールドの供給に制約があったため、世界中の主要国が金本位制を採用していた時代には通貨供給量が慢性的に不足がちで、デフレ圧力が強かったからだ。だから、金本位制は二度の世界大戦が惹き起こした混乱の犠牲とならなかったとしても、自然消滅する宿命だった」というような主張をする人がいる。しかもそれは、論理的思考能力より迷信にすがるような教育程度の低い限られた少数派の意見ではなく、国際経済・国際金融を動かす主流派の公式見解なのだ。